STORY

第6話 ヴァイスペナルティ「罪悪」

文芸部員から安藤を主人公にしたオリジナルのゲームをプレゼントされる安藤。そのクオリティの高さに感動する。ところが、実はそれはほとんど彩弓がひとりで作ったもので、その疲れから彩弓が寝込んでしまう。安藤は部員代表として一人お見舞いに行くことに。その際に彩弓の妹・舞矢とも親しくなった安藤は、舞矢や工藤から自分の知らない彩弓の過去を聞かされる。実は去年、彩弓は生徒会に入るつもりだったというのだ。しかし、生徒会選挙と同じ時期に安藤達は異能を手に入れた。
彩弓は自分の異能でみんなの異能を消そうと提案したが、安藤がそれを拒否。意見の相違に決着をつけるため、安藤と彩弓は対決をすることになった。自分が我が儘を言ったことで彩弓の生徒会の夢を潰してしまったことを知って罪悪感を感じる安藤だが、彩弓はそんな安藤に「感謝している」と言う。実際、彩弓は安藤の異能を消そうとしたが、異能で異能を消すことは出来なかった。安藤は「もしかしたら彩弓の力を使えば異能を消せるかもしれない」という可能性を、希望として残しておくために、今すぐに消そうとしたくなかったのだと明かし、そんな安藤の優しさに感謝したという彩弓。少しだけ距離が縮まり、彩弓は自分が安藤を好きになり始めていることに気付く。

脚本:樋口七海
絵コンテ:清水久敏
演出:清水久敏
作監:平田雄三、山本周平